ギフト
私は24歳の時に、統合失調症を発症した。
その後、その事実を受け入れたような、受け入れられないような微妙な心境のまま、数年間過ごした。
最近思うのは、発症した後の人生は
『ギフト』だということ。
私はお陰さまで薬の力を借りて、現在の平穏な心で生きていられる。
生かされているような気がするのだ。
そして大事なことは、まわりの人たちの支え無しには、その後一日たりとも生きてくることは出来なかっただろう。
身の不運を嘆きつつも、まわりには支えてくれる家族が居て、友人知人が居てくれた。
病気が落ち着くまで10年の期間を要した。
しかし今では結婚もし、子宝には恵まれないまでも、人並みの幸せと言えるのではないだろうか。
私は、まわりの人たちにとても恵まれてきたと感じている。
例えまわりがどう感じていたとしてもだ。
年の暮れに、そんな殊勝なことを考えている。
『ギフト』をどう生きるか。
来年は、生かされてきた事実を念頭に置き、まわりの人や、このブログを通して、誰かの役に少しでも立てれば嬉しい。
そして、今日のブログに書いたことを決して忘れずにいたい。