断捨離
物にしても、想いにしてもいらなくなった古いものは時には捨てることが必要だ。
断捨離については、関連した書籍がたくさん本屋に並んでいる。確か断捨離がブームとして取り上げられたのは、ずいぶんまえのような気がするけれど、未だに本屋にあれだけの断捨離についての本が並んでいるところを見ると、必要性を感じている人がそれだけいるということだろう。
私は実は断捨離についての本は読んだことがない。だから、断捨離のなんたるかについてはよく知らない。人の話を聞いたりしたレベルでこれを書いている。一度は断捨離について勉強してみるべきかもしれない。
私の捉えている断捨離ということで、話を進めたいと思う。
私は心の断捨離がとても苦手だ。結論の出ている想いを、いつまでも心の中に持ち歩いている。そのうちその想いが腐って、腐敗臭を漂わせる頃にようやく気づくが、それでも捨てられない。
これを人は「執着」と呼ぶ。
私は今日いらなくなった想いを捨てた。
これまで随分悩んだが、なかなか決心がつかず同じところをぐるぐる回っていた。そして昨日の夜やっと決心がついた。
清々しいという感覚ではない。でもそのうち、全て忘れた頃には今感じているこの想いもキレイに忘れてしまうだろう。
あなたは、いらなくなった想いを後生大事に抱え込んではいないだろうか?それは本当は必要なのか?それとも必要のない想いなのだろうか?
それを判断するのは、その想いがあなたを汚しているか、いないかだと思う。
あなたを汚す想いなどいらない。勇気を持って捨てた方が良い。
誰しも自分の本音に従って生きれば、心はそうそう汚れるものではないと思う。
自分自身が本心を裏切っているのだと思う。
心の掃除は積極的にした方が良い。
もしかしたら、その後に美しいものが手に入るかもしれない。