病気について。本当の自分とは?

 

私は統合失調症だ。理由のない憂鬱さや、その逆の軽い躁状態が繰り返しやって来る。

その感情は、今のところ自分ではコントロール出来ていない。

抑ウツ状態の時はとても辛い。過去を振り返ってはくよくよ悩み、自分など消えてしまえばいいと思う。

そして、軽躁状態の時は気持ち的には楽だが、まわりに迷惑をかけてしまう。

 

健常者の方々はどうなのだろう?そのようなことがあるのだろうか?

私は去年の秋頃から、長いこと軽い躁状態だ。怒りの感情がコントロール出来ないこともあった。徐々に落ち着きを取り戻しつつあると自覚しているが、まわりから見ればどうなのかは分からない。

 

私が理解出来ないのは、どれが本当の自分なのか?ということだ。

人間は年を取るにつれ、経験により変わっていく。

でも、それは自分の場合とは少し違う。長く病気を患っていると、果たしてどの自分が自分なのだろうと考え込んでしまう瞬間がある。

 

他人に言わせれば、その時に相手に見えていた姿が私なのだろう。

でもこれは案外、私にとっては深刻な悩みなのだ。

 

どれが自分でも、結局のところ他人にとっては良いのだろう。でも、人様に迷惑をかける自分であってはいけないと反省することもある。

病気は薬の力だけではコントロール出来ない。自分の力も必要だと思う。

 

揺らいでいる自分が今の自分。

それをどうコントロールするかが、今後の人生の課題だ。

あと何十年生きるのかは分からないけれど、それまでに自分の病気について、どれだけ理解出来るのだろう?

 

とても気の長い話だ。