病気について~あの頃の友人に感謝を込めて~
本日二回目の更新です。朝に続いてもう少し私自身の症状について触れたいと思います。
統合失調症を発症して、私の人格は一度壊れてしまったと認識している。
常識も、当たり前の理屈も全く通用しない。大きな赤ん坊のような存在になってしまった。
24歳の大人として身に付けているものが、全て何処かに吹き飛んでしまったようだった。
そのような状態がどれくらい続いたのか覚えていないけれど、まわりの友人、知人には多大な迷惑をかけ、気づいてみたら孤独が待っていた。その頃30歳くらいだとして、丸6年はそのような状態が続いたのだろう。
その後に、運良く私を熱心に支えてくれた方に出逢い、ようやく人間らしさを取り戻した。
そして、30代半ばに旦那と出逢い晴れて結婚することになった。
私を支えてくれた方に「貴女はこれから人格を再形成していくのだろう。」そう言われたことを懐かしく思い出す。
私は不思議と、自分の病のことを積極的に知ろうとは思わなかった。今でもそうだ。どこかに知るのが怖いという思いがあるのかもしれない。私は案外、臆病なのかもしれない。
現在も何とか人間らしい生活を、お陰さまで送れている。
前回記したように、脳みその慢性疲労で毎日泣きたい気持ちでいるけれど「まぁ、なんとかなるさ!」と覚悟を決めるしかない。
混乱していた時期に、まわりにいてくれた人たちには本当に感謝している。結果的に一度決別する形にはなってしまったけれど、今では程よく付き合えていると感じている。
そして、再び落ち着いて生活をできるまで支えてくれた恩人には、感謝してもしきれない程の気持ちを、もし逢うことができたなら伝えたいと思う。
こんな自分と結婚してくれた旦那様にも、ありがとうの気持ちを1000回くらい伝えたいと思う。
たぶん1000回の「ありがとう」じゃ足りないけれど…。